脇差し 無銘兼元 拵え付(特別貴重) of 美術刀剣津津堂

脇差し 無銘兼元 拵え付き(特別貴重刀剣)
¥1,200,000-

長さ:48.2cm(1尺5寸9分)
反り:0.6cm
元幅:44.6mm
目釘穴:1個
昭和34年東京都登録

一風変わった兼元の脇差しをご紹介します。
通常見る身幅尋常の鎬作りとは違い、身幅は刀より広く、おそらく造りのような大切先の姿です。
刃紋は明るく冴えた三本杉で、肌は良くつんだ板目〜小板目肌の典型的な兼元の作風です。
拵えの柄は皮巻きに茶漆塗りの柄糸、目貫は金象眼された龍で、縁頭は色揚げされた銅地金。
鞘は変わり塗りの大変手の込んだものです。
鍔は茶色がかった時代鍔で、両穴に縁頭と同じ銅地を黒く色揚げされた金具を付けていることからも、すべて同時期の一作と思われます。

内外共に珍しく、大変出来の良い逸品です。

96B396C198e8DB78C938CB3.jpg

ページの先頭へ